各科だより

平成30年度 各科のご報告を致します

20180625

校長

 愛知県立岡崎工業高等学校同窓会(岡工会)会員の皆様におかれましては、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。また、平素より本校の教育活動に対しまして、格別の御理解と御支援、御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年9月には、創立105周年の節目の年に正門改修工事をしていただきありがとうございました。今春、この新しい正門をくぐり、301名(全日制275名、定時制26名)の卒業生が社会に羽ばたいて行き、そして、新たに312名(全日制280名、定時制32名)の新入生を出迎えることができました。今後も多くの生徒を出迎え、見送ってくれることと思います。
 さて、近年、第4次産業革命と言われ急速に技術革新が進み、また働き方改革が進められ様々な社会環境の変化が起きています。そのような中で、我々教職員は、本校の歴史と伝統を重んじ、心身ともに健康で困難に耐え、工業人として必要な知識と技術及び望ましい態度と習慣を身につけ、勤労と責任を重んずる心豊かな人間を育成すると共に、地域社会から求められる社会人の育成に励んで参ります。
 岡工会会員の皆様には、温かく見守っていただき、御支援、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。


 平成30年4月                   
                  愛知県立岡崎工業高等学校長  岡田 良弘

普通科

 本校生徒には、就職を希望する者が多数おります。現在では、大学等への進学を希望する者も多く、豊橋技術科学大学などへの4年制大学にも進学しています。 また、就職を希望する生徒の中でも企業内学園を進路目標とする者が多く、それらの希望を実現するためには、普通科目の高い学力が必要となります。
 普通科では、きめ細かい学習指導のため、クラスを分割して行う少人数クラスや、習熟度別クラスでの授業、進学者対象の英語・数学の選択授業などを行っています。将来の目標実現に向けて、生徒たちの現状を分析し、克服すべき弱点や、伸ばしたい長所を把握した上で、教材や授業内容を工夫しています。また、課外においても、3年生進学希望者を対象とした補習や、進路目標達成のための生徒個人のニーズに応じた個別指導、下級生の希望者への個別指導等も行い、進路希望の実現を支援しています。
 さて、今春の人事異動で、数学科の小野田先生がご退職されました。また、理科の深井先生、保健体育科の奈良崎先生と市川先生、英語科の大須賀先生がご転出されました。新しく国語科に佐野先生、数学科には三浦先生、大原先生、伊藤先生、理科に杉坂先生、保健体育に倉橋先生、英語科には山本先生と飯塚先生が赴任されました。そして保健体育科に新規採用として杉本先生が加わりました。
 普通科の職員は、新しく本校にお見えになった9名の先生方の力もお借りし、工業科の先生方とともに、今年度も岡崎工業高校と生徒のためにできる限りの努力をしていきます。

機械科


 岡工会の皆様におかれましては、お元気でご活躍のことと存じます。
昨年度は、一昨年度に続き愛知工業大学が主催する、AITサイエンス大賞ものづくり部門で優秀賞を獲得しました。
 技能検定では2級普通旋盤3名、2級機械検査5名、3級普通旋盤16名、3級マシニングセンタ7名、3級フライス盤2名、3級機械組立仕上げ2名、3級機械検査作業に58名、3級機械製図手書き1名、3級テクニカルイラストレーション手書き2名の合計96名というとても多くの生徒が合格しました。
 本年も多くの生徒の活躍が期待できますので、応援をよろしくお願いします。

               写真 EVカー・旋盤



機械デザイン科

 岡工会の皆様には、ますますお元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
 このたびの人事異動で、小林祐太先生がご転勤され、後任として山田篤志先生をお迎えしました。
 29年度の機械デザイン科のいろいろな出来事をお知らせします。知的財産に関する学習を行なうため、26年度に『工業デザイン』という教科を立ち上げました。この教科は、知的財産に関する知識を身につけさせ、創造力を育成することを目的にして、毎年、学習効果をより高めるための工夫を重ねています。昨年は、文部科学省や特許庁が主催するデザインパテントコンテストや、日本福祉大学が主催する福祉用具アイデアコンテスト、などに応募しました。初めての取組みであるため、完成までのアプローチは手探りでしたが、たくさんの作品を応募することができました。結果はいまひとつでしたが、いつかは、努力を実らせることができたらと考えています。また、2年生のデザイン技術の教科で自動車技術会の主催するカーデザインコンテストへの取組みなどをしました。そのなかで一作品が佳作をいただきました。次の機会も同じように、あとに続いていくことを期待しています。
2年生を対象に実施される企業研修の参加状況は岡崎商工会議所主催のものづくり基盤人材育成事業では13名、県教育委員会主催の知と技の探究講座には3名が参加をしました。そして、それぞれの成果発表が持たれましたが、立派に発表をすることができました。
 このように、学校で学習したり部活動に励んだりする以外に、学校外で自分の力を試したり、企業に赴いて学校では学ぶことができないことを身につけたりするなど、積極的な姿勢を持つ生徒が多く、特に女子生徒について顕著でした。さらに、資格・検定等の取得については、技能検定は前期が3級13名(女子7名)、2級7名(女子2名)で後期が3級27名(女子10名)、2級3名(女子2名)が合格しました。この生徒の頑張りは、ジュニアマイスター個人特別表彰の受賞者が7名(H28も)という結果でお分かりいただけると存じます。
 さらに、課題研究では「技能検定」、「3DCADによる造形」などおなじみのテーマ以外に、「コンテナ壁画」や「まねき猫の絵づけ」、「溶接によるものづくり」などの新しいテーマへの取組みがあり、どの生徒も熱心に取組むことができました。 
 機械デザイン科ができてから11年が経ち、卒業生の方々が就職先で責任のある立場になられたり、複数の方々が所帯を持たれたことを耳にして、月日の流れの速さを感じるとともに、後輩たちも先輩方の後を継いでいただきたいと思い、今まで以上に熱心に指導をしようと決意を新たに致しました。
 今後も、生徒、職員共に精進して参りますので、変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。


電気科

 青葉繁れる好季節を迎え、岡工会の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。この春の異動で講師の加藤啓紅先生がご退職され、新たに西田光希先生を新任として迎えました。また、一年ぶりに小原淳先生、機械科から鈴木茂和先生、さらにこの春にご退職された情報技術科の三浦準一先生と、三名の先生方を電気科の講師としてお迎えして、生徒たちの指導をお願いしています。
 昨年は第二種電気工事士に33名、第一種電気工事士に25名が合格、第三種電気主任技術者にも1名が合格しました。また2級電気工事施工管理技術検定試験の筆記に38名も合格し、工事担任者はDD3種に18名、AI3種に2名、総合種にも1名が合格しております。ジュニアマイスター制度では1名が特別に理事長賞をいただくなど、近年希に見る資格取得率に、電気科教員も大変喜んでおります。この勢いを継続したいところです。他にも地域ものづくりスキルアップ講座技の探求Ⅱに3名、岡崎ものづくり人材育成事業のインターンシップに5名、電業協会主催のインターンシップに1名が参加し、自己研鑽を積んでおります。また県総合競技大会電気工事部門では6位に入賞しました。今年度もすでに第二種電気工事士の補習、電験三種の補習がすでに始まっており、総合競技大会への練習も仕上げ段階になってきています。
 新任の西田先生の若さと積極性に触発され、電気科の教員も気合いを入れ直して指導に取り組んでおります。豊作だった昨年に負けることなく、常に高いところを目指し指導に力を入れたいと考えております。OBの皆様が支えて下さることで、安心して諸活動に取り組むことができることに感謝しております。今後ともご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。

情報技術科

 岡工会の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
本年度の人事異動につきましては、科主任として長年勤務されました三浦準一先生がご退職となりました。そして、小島直樹先生をお迎えし、新メンバーで頑張って行きたいと思います。
 昨年度は、八月の若年者ものづくり競技大会のロボットソフト組込職種で銅賞を受賞。自作ロボットの部では、技術力の高さを評価され、その結果、技能五輪全国大会へ二チーム二台が出場しました。その中で、一チームが敢闘賞を受賞することができました。また、第3回県立工業高校生移動式ロボット大会において準優勝。そして、ジャパンマイコンカーラリーにおいても三年連続全国大会へ出場するなど、生徒達の努力を結果として残すことができました。
 資格取得においては、第二種電気工事士、工事担任者に合格者を出し、技能士の育成においても電子機器組立てをはじめ、情報配線施工、電気機器組立てとともに充実してきました。
卒業生四十名の進路は、進学者五名をはじめ、就職も希望した企業に全員が内定をいただくことができ、これも諸先輩方のご活躍あってのことと感謝しております。今年度も引き続き、科の目標である組込技術、制御技術、情報通信・ネットワーク技術の習得を3本柱に、人材の育成に努めて行きたいと思います。会員の皆様方には、今後も温かいご支援の程、よろしくお願いいたします。

土木科


 岡工会会員の皆様におかれましては、平素より本校の教育活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます。
 本年度の人事異動により、鈴木豊先生が豊橋工業高校へ転出され、春口成也先生が豊橋工業高から転入されました。また、昨年度に引き続き、非常勤講師として藤井和義先生にも、ご尽力いただいております。
 土木科の活動といたしましては、5月26日(土)に行われた愛知県高等学校工業教育研究会総合競技大会測量競技に3名(土木科3年生)が出場し、練習を積み重ねてきた成果を出すことができ、優勝することができました。現在、8月23日(木)に行われる東海大会に向けて、引き続き練習に励んでおります。
 平成29年度の各種資格・検定試験につきましては、「2級土木施工管理技術検定試験」に37名合格、「測量士補試験」に11名が合格しました。また、経済産業省後援の「ジュニアマイスター制度」では特別表彰1名、ゴールド19名、シルバー23名、各種検定に積極的に取組み県下トップの成果を挙げることができました。
 また、昨年度卒業生40名の進路は、就職者35名のうち公務員5名(岡崎市2、幸田町1、自衛隊2)、建設系28名、その他2名、進学者5名(建設系学科2)と全員が希望進路へ進むことができました。これも諸先輩方のお力添えと感謝すると共に、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。



                    写真 クレーン講習会・盲学校補修工事

化学工業科

 岡工会の皆様には、お元気でご活躍のことと存じます。この春の卒業生の動向につきましては、39名が化学系・機械系の企業に就職し、大学等へ進学という生徒はいませんでした。特に、化学工業科で学んだことが活かせる進路を意識して指導を行っています。卒業生のこれからの活躍を期待しています。
 資格取得では、29年度卒業生3名が化学分析技能士の3級に合格しました。今年度は、さらに多くの合格者が出せるように指導をしていきたいと考えています。また、多くの国家試験、検定試験に生徒を挑戦させ、合格者を昨年度以上に出すことと「目標に向かって、努力することができる生徒」の育成をしていきたいと考えています。
化学工業科の部活動では、昨年同様に総合競技大会の分析競技の部で全国大会を目指した活動や生徒に実力をつけること、岡崎市理科展、青少年のための科学の祭典、蒲郡市生命の海科学館等のイベントにも積極的に参加し、生徒の活躍の場を増やしていきたいと考えています。
 歴史のある化学工業科の諸先輩におかれましては、今後とも相変わらずのご支援をよろしくお願いいたします。

定 時 制 課 程

 第70回卒業証書授与式が、3月1日に岡工会会長高橋利明様をはじめ、卒業生の出身中学校の先生方のご臨席のもと挙行されました。ご多忙中にもかかわらず、多くの方々に参列していただき誠にありがとうございました。
 平成29年度の卒業生は、4年生26名でした。卒業生は、さまざまな事情を抱えながらも最後まで諦めずに頑張り抜き、卒業を迎えました。昨年に続き4か年皆勤者もおり、彼らの頑張りを心から讃えたいと思います。
 平成30年度は31名の新入生を迎え、生徒総数105名での船出となりました。岡工定時制課程への入学者数はここ数年、定員を下回っていますが、定着率は向上しています。年間2回実施している学校見学会には、多数の中学生・保護者等に参加していただいております。これらは教職員にとって大きな励みであるとともに、責任の重さを痛感しているところであります。本校定時制課程の教育活動をより一層充実したものにするよう努めていきたいと考えています。また、昨年度は会員の皆様には生徒の進路に関しまして、就職で大変お世話になりました。今後ともご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
 さて、今春の職員人事異動につきましては、小澤健次郎教頭先生が碧南高校へ転勤されました。その後任に、安城南高校から鈴木啓仁先生が新教頭として赴任されました。この4月から新しいメンバーで心機一転、取組んでいく所存であります。