各科だより

平成29年度

20170528

校長

愛知県立岡崎工業高等学校同窓会(岡工会)の皆様には、日頃より母校の教育活動に深い御理解と温かい御支援をいただき誠にありがとうございます。本年度もよろしくお願いします。
「誠実・勤勉・健康・実力主義」の校訓の下、充実した学校生活を過ごし、その生活を通して一人ひとりが着実に成長し、社会に貢献できる人材になるよう学校教育に邁進していきたいと考えています。
本校は西三河地区を代表する伝統ある工業高校として「ものづくり愛知」を支える人材を多く排出してまいりました。これからも、 同窓生の皆様にとって懐かしく誇りと感じていただける母校であり続けるよう、生徒諸君、全職員とともに努めてまいります。同窓会におかれましても、母校の後輩たちに対し、変わらぬ御支援を賜りますようお願い申し上げます。
 平成29年4月                   
               愛知県立岡崎工業高等学校長  加藤 一史

機械科

 入学式に満開だった桜が長く楽しめる春になりました。岡工会の皆様におかれましては、お元気でご活躍のことと存じます。
 さて、本年度の人事異動では北村昌裕先生が一宮工業高等学校へ、竹内駿児先生が鶴城丘高校へ、山本公浩教頭が本校化学工業科へ転出されました。そして、新たに岩月辰文先生が本校機械デザイン科から、岩永雅靖先生が享栄高校から、鈴木祥晃先生が本校定時制から来て頂けました。新たな機械科のスタートです。
 毎年多くの技能検定合格者がいます。昨年度もこれまで同様多くの技能士が誕生しました。技能検定を受検する生徒には、「合格すると技能士となるが、技能士は単に技能を有するということだけではなく。ものづくりにおける心も身につけた者が技能士である。」と教えています。そして、次の後輩へその心と技能を伝えることが大切であるとも教えます。技能士となった多くの生徒が、後輩のための指導を快く引き受けてくれます。こうして毎年機械科から多くの技能士が誕生しています。さらに、生徒への指導や施設の利用において、本校の技能検定を支えて頂いている(株)ジェイテクト様、アイシン・エイ・ダブリュ(株)様、(株)デンソー様をはじめとする企業、企業OBの方々のご協力があってのことだと感謝しております。
 昨年度は、愛知総合工科高校で初開催された「U18作って回そう手づくりコマ大戦」に機械科チームが出場し優勝しました。また、愛知工業大学が主催する、AITサイエンス大賞ものづくり部門で優秀賞を獲得しました。
 本年も多くの生徒の活躍が期待できますので、応援をよろしくお願いします。

機械デザイン科

 岡工会の皆様には、ますますお元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
 このたびの人事異動で、海野晃裕先生がご転勤、岩月辰文先生は機械科にご異動、谷口なな江先生はご退職され、後任として谷村猛先生、下谷拓先生、岩田麻紀先生、住田明雅先生をお迎えしました。
 28年度の機械デザイン科のいろいろな出来事をお知らせします。5月に実施された総合競技大会の製図競技で3年生と2年生の選手が出場し、団体で2位となり、そのうち1名が個人3位になりました。また、専門高校生作文コンクールにおいては、一昨年は全国規模の全国産業教育振興中央会で受賞をしていますが、28年度についてはさらに上をいく優秀賞を受賞することができました。そして、2年生を対象に実施される企業研修の参加状況は岡崎商工会議所主催のものづくり基盤人材育成事業では8名、県教育委員会主催のクラフトマン2に3名、同じく県教育委員会主催の知と技の探究講座には5名が参加をしました。
 このように、学校で学習したり部活動に励んだりする以外に、学校外で自分の力を試したり、企業に赴いて学校では学ぶことができないことを身につけたりするなど、積極的な姿勢を持つ生徒が多く、特に女子生徒について顕著でした。さらに、資格取得等については、技能検定は前期が3級18名(女子3名)、2級7名(女子3名)で後期が3級11名(女子6名)、2級4名が合格しました。
 近年、機械デザイン科では知的財産教育に力を入れています。特許権や意匠権、商標権について基本的なことを理解することや、ブレーンストーミングやKJ法などを用い創造力を豊かにする実習的なことを行なっています。この学習がストレートに特許申請や意匠権の考案につながるとは思っていませんが、まずは職場での創意工夫に生かすことができたらよいのではと思っています。
 さらに、課題研究では「技能検定」、「住宅模型」などおなじみのテーマ以外に、「3DCADによる造形」や「鋳造による仏像の製作」、「藍染めによるTシャツ製作」などの新しいテーマへの取組みや、岡崎駅前にあるコンテナで構成された古書店の店舗に壁画を描いた「コンテナ壁画」などがあり、どの生徒も熱心に取組むことができました。 
 機械デザイン科ができてから10年が経ち、卒業生の方々が就職先で責任のある立場になられたり、複数の方々が所帯を持たれたことを耳にして、月日の流れの速さを感じるとともに、後輩たちも先輩方の後を継いでいただきたいと思い、今まで以上に熱心に指導をしようと決意を新たに致しました。
 今後も、生徒、職員共に精進して参りますので、変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。

電気科

 青葉繁れる好季節を迎え、岡工会の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。この春の異動で長く本校にお勤めいただいた五十嵐崇文先生が教頭として豊田工業高校へ転出され、科主任としてやはり長くおつとめいただいた今泉秀二先生は豊橋工業高校へ転出されました。また講師としてお勤めいただいた黒栁宣夫先生は情報技術科へ、小原淳先生は碧南工業高校専任となり、前田祥太先生は体調を崩し長期療養に入ったため、いずれの方も電気科で教鞭は執っておりません。クラス減により各学年1クラスとなり、教員数も減ってしまいましが、昨年化学工業科に所属していた加藤啓紅先生を新たにお迎えし、29年度電気科は総勢8名で走り出しました。
 昨年は第二種電気工事士に43名、第一種電気工事士に19名が合格、また久しぶりに第三種電気主任技術者に1名が合格しました。年度末にはQC検定にも大勢の生徒が挑戦し、3級、4級に多くの合格者を出しております。他にも地域ものづくりスキルアップ講座技の探求Ⅱに3名が参加し、自己研鑽を積んでおります。また全国製図コンクールで最優秀賞、県総合競技大会電気工事の部でも佳作5位に入賞しました。
 今年度もすでに第二種電気工事士の補習、電験三種の補習がすでに始まっており、総合競技大会への練習も仕上げ段階になってきています。製図コンクールに取り組む課題研究グループも図面の製作に取りかかっております。電気・情報技術科1年生にも意識の高い生徒が多く、すでに危険物取扱者乙種などの資格試験に意欲を見せる生徒も少なくありません。彼らに灯った火を更に大きく燃え上がらせたい、合格させたい、勝たせたい…職員も気合い十分で臨んでおります。
 教員の数が減ったことを言い訳にすることなく、むしろ昨年よりも更に高いところを目指し指導に力を入れたいと考えております。OBの皆様が支えて下さることで、安心して大きく踏み出すことができることに感謝しております。今後ともご指導、ご支援をよろしくお願い致します。

情報技術科

 岡工会の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
本年度の人事異動につきましては、二年間勤務されました真鍋友里先生が小牧工業高校へ異動となりました。そして、橋本睦男先生をお迎えし、新メンバーで頑張って行きたいと思います。
 昨年度は、八月の若年者ものづくり競技大会のロボットソフト組込職種で、自作ロボットで大会に参加しました。入賞は逃しましたが技術力の高さを評価され、技能五輪へ招待を受けデモンストレーションを行いました。また、第2回県立工業高校生移動式ロボット大会において優勝し二連覇を達成。そして、ジャパンマイコンカーラリーにおいても二年連続全国大会へ出場するなど、生徒達の努力を結果として残すことができました。
 資格取得においては、第二種電気工事士、工事担任者総合種に合格者を出し、技能士の育成においても電子機器組立てをはじめ、情報配線施工、電気機器組立てとともに充実してきました。
卒業生四十名の進路は、進学者8名をはじめ、就職も希望した企業に全員が内定をいただくことができ、これも諸先輩方のご活躍あってのことと感謝しております。今年度も引き続き、科の目標である組込技術、制御技術、情報通信・ネットワーク技術の習得を3本柱に、人材の育成に努めて行きたいと思います。会員の皆様方には、今後も温かいご支援の程、よろしくお願いいたします。

土木科

 岡工会会員の皆様におかれましては、平素より本校の教育活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます。
 本年度、人事異動はなく、昨年度から引き続きのスタッフで、教育活動に取り組んでおります。もちろん、非常勤講師として柴田正光先生、藤井和義先生にも、ご尽力いただいております。
 土木科の活動として、5月に一宮工業高校で行われる愛知県高等学校工業教育研究会総合競技大会測量競技に3名(Z3)の生徒が出場します。
 平成28年度の各種資格・検定試験においては、「2級土木施工管理技術検定試験」に17名合格、「測量士補試験」に18名が合格しました。また、経済産業省後援の「ジュニアマイスター制度」ではゴールド5名、シルバー13名、各種検定に積極的に取組み県下トップの成果を挙げることができました。
 また、平成28年度卒業生40名の進路は、就職者28名のうち公務員7名(岡崎市2、幸田町2、名古屋市1、自衛隊2)、建設業28名、その他2名、進学者3名(建設系学科2)と全員が希望進路へ進むことができました。これも諸先輩方のお力添えと感謝すると共に、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

化学工業科

 岡工会の皆様には、お元気でご活躍のことと存じます。この春の卒業生の動向につきましては、37名が化学系・機械系の企業に就職し、2名が大学等へ進学という進路となりました。特に、化学工業科で学んだことが活かせる進路を意識して指導を行っています。卒業生のこれからの活躍を期待しています。
 資格取得では、28年度卒業生3名が化学分析技能士の3級に合格しました。今年度は、さらに多くの合格者が出せるように指導をしていきたいと考えています。また、多くの国家試験、検定試験に生徒を挑戦させ、合格者を昨年度以上に出すことと「目標に向かって、努力することができる生徒」の育成をしていきたいと考えています。
化学工業科の部活動では、昨年同様に総合競技大会の分析競技の部で全国大会を目指した活動や生徒に実力をつけること、岡崎市理科展、青少年のための科学の祭典、蒲郡市生命の海科学館等のイベントにも積極的に参加し、生徒の活躍の場を増やしていきたいと考えています。
 歴史のある化学工業科の諸先輩におかれましては、今後とも相変わらずのご支援をよろしくお願いいたします。

定時制課程


 定時制課程第69回卒業証書授与式が、3月1日に岡工会会長市川繁富様をはじめ、卒業生の出身中学校の先生方のご臨席のもと挙行されました。ご多忙中にもかかわらず、多くの方々に参列していただき誠にありがとうございました。
 平成28年度の卒業生は、4年生25名でした。卒業生は、さまざまな事情を抱えながらも最後まで諦めずに頑張り抜き、卒業を迎えました。昨年に続き4カ年皆勤者もおり、彼らの頑張りを心から讃えたいと思います。
 


 平成29年度は28名の新入生を迎え、生徒総数110名での船出となりました。岡工定時制課程への入学者数はここ数年、定員を下回っていますが、定着率は向上しています。年間2回実施している学校見学会には、多数の中学生・保護者等に参加していただいております。これらは教職員にとって大きな励みであるとともに、責任の重さを痛感しているところであります。本校定時制課程の教育活動をより一層充実したものにするよう努めていきたいと考えています。また、昨年度は会員の皆様には生徒の進路に関しまして、就職で大変お世話になりました。今後ともご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
 さて、今春の職員異動につきましては、機械科の尾澤幸則先生が退職、地歴・公民科の広中正臣先生が県立岡崎高校定時制へ転勤されました。長年本校定時制教育に尽力いただきました。新しく英語科の新田紋子先生(新規採用)が赴任されました。なお、尾澤幸則先生は引き続き再任用教諭として本校定時制に勤務されることとなりました。新しく来られた先生とともに職員一同、心機一転して取組んでいく所存であります。